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状況別に確認していきたい鬱の対策とその注意点

休養の仕方

頭を押さえる男性

鬱になってしまったら、休むことに専念しなければなりません。この「休む」という行為をどのように行えば良いのか、一つずつお伝えしていきます。
まず、ポイントの一つ目として、ストレスがないことが重要です。ストレスを感じる時には、ストレスホルモンという要素が脳に影響を与えています。このストレスホルモンを脳から排除し、脳の働きを正常化させる、というのが人体の仕組みからみる要点です。二つ目のポイントは、アミノ酸の十分な補給です。アミノ酸は、神経の伝達や脳細胞の構築に重要な役割を果たすのです。この栄養素が失われると、脳での血流が阻害され、活発な脳の働きが抑制されてしまうのです。三つ目のポイントは、摂取したアミノ酸が体内で適切に変換されていることです。日光を浴びたり、適切な運動をしたりすることによって、アミノ酸は「セロトニン」や「ノルアドレナリン」という物質に体内で変換されます。この物質は鬱への抗体として有効なものになるのです。日光を浴びたり運動によってこれらの栄養素が体内に登場してくるということは、鬱に対しては実質的な自然治癒とも捉えることができます。鬱の治療には実はそれが有効で、この自然治癒能力をいかに上げていけるかが、「休む」という行為の重要なポイントになるわけです。
では、それを可能にするためのいくつかの大事な点を挙げていきます。まず、一つ目として、本人が不快に感じるような状況はつくらない、ということが大事です。例えば人付き合いで苦しい思いをするのであれば対象の集まりを避けたり、仕事の中に不快な要素があるのならそれを避けるか仕事そのものを休むか、といったように、不快な点を避けるための対策を行わなければなりません。これは人によってはある程度大胆に行う必要が出てくるかもしれません。遠慮してしまっては良い効果が得られないことがあるためです。飲食の観点からこの点をみると、刺激物を摂取することは控えるということが挙げられます。刺激物を摂取すると脳が興奮状態になってしまうため、脳の休息を妨げます。脳を回復させるためには刺激物の摂取は避けたいところです。例えば、コーヒーを飲むことで摂取されるカフェインは脳細胞を傷つけます。こういった脳の休息を阻害する飲食は控えましょう。二つ目の観点として、休養に専念するという点が挙がります。休養期間であることを忘れ、あるいは引け目を感じて休まずになんらかの作業を行ってしまっては、消耗が進んでいくだけなのです。これまでの活動の結果鬱病になってしまっているので、それを回復させるにはこれまでの活動をストップさせ無理せず休むことが重要です。三つ目の観点は、焦らないということです。どれくらいの期間で鬱が解消されるかは、脳に与えられたダメージに比例するとされています。焦りという感情は脳にダメージを与えることになるので、その分回復が遅れます。休むことに専念し、焦らないことで脳をリラックスさせることが重要です。
このように、一言で休むといっても抑えなければならない観点が存在します。これらの点に気を付けて「休む」ことで、鬱はゆっくりかも知れませんが次第に快方へと向かっていくことでしょう。