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状況別に確認していきたい鬱の対策とその注意点

重い症状の場合

ハートと聴診器

重い症状の鬱、つまり進行が進みすぎた場合には、鬱をどうするかと考えることすら困難になっていきます。そういった場合、どういった心構えが適しているのか、見ていきましょう。
まず、はじめに行うことは鬱から抜け出そうという気持ちを持つことです。しかし、実際にそういう気持ちを持つこと自体が難しい状況ではあります。その場合には、周囲の方の協力を用いる手段と、そして投薬治療も手段の一つとして考えられます。一口に投薬といっても、鬱の症状に効果的な栄養素も中にはあります。ここで一つずつ見ていきます。
まず挙げられる栄養素は、アミノ酸です。アミノ酸が構成される要素の中にトリプトファンとフェニルアラニンというものがあります。鬱病の治療に用いられる投薬としては、この栄養素が非常に重要です。アミノ酸を摂取する場合にはプロテインが有効です。プロテイン選びの要素として、大豆やカゼインが原料であることが挙げられます。逆に、ホエイが原料のプロテインは鬱の治療にはあまり効果がありません。その理由は、体内への吸収スピードにあります。大豆やカゼインは、摂取すると体内へゆっくりと吸収され、アミノ酸の効果が長持ちします。一方、ホエイの体内への吸収スピードは速く、アミノ酸もすぐに吸収されてしまいその効果が長続きしないのです。更に、ホエイはその吸収スピードの速さから他のプロテインに比べて太りやすくなっているという特徴があります。こういった理由から、鬱の治療に用いるプロテインは大豆やカゼインを主成分にしているプロテインを選ぶと良いでしょう。また、アミノ酸の摂取にはプロテイン以外にも様々な方法がありますが、その中にはトリプトファンとフェニルアラニンがあまり含まれていないものもあるので注意が必要です。例えば、アミノ酸をゼリー状にした製品やドリンク型になっている製品などはそれらの成分が含まれていない場合がありますので注意しましょう。
次の栄養素は、ビタミンやミネラルです。その理由は、先ほど挙げたアミノ酸を体内に摂取する際にビタミンやミネラルが使用されてしまうので、その不足分を補うという考え方があるためです。それだけでなく、ビタミンやミネラルは基本的にストレスがかかると消費される傾向にあります。そのため、ビタミンやミネラルを補給するというのはストレスで失われた体の栄養を補給するという目線でも重要なのです。
もう一点挙げられる栄養素として、αリノレン酸があります。これは脂肪に含まれる栄養素の一種で、αリノレン酸の他にはリノール酸があります。脂肪を取るというと不思議に感じるかも知れませんが、実は脂肪にも良い脂肪と悪い脂肪があり、その中から良い脂肪を選び出すことが鬱の治療には重要になってきます。ここで取り上げたαリノレン酸は良い脂肪に含まれるので、意識して摂取するようにすると良いでしょう。この栄養素は魚の中に含まれていたりもするので、魚を摂取するのも効果的でしょう。